卒業論文

卒論提出ファイル大学生活の集大成、卒業論文。
法学部や経済学部では2013年度から卒業論文が選択制になりました。文学部は卒論に8単位という重きを置いており、今後も必須だと思われます。卒論で取り上げたいテーマは日頃から考えておいた方が無難です。考えているつもりでも、いざとなったら悩みますから。(経験談)

以下は、失敗と反省を交えた私の卒論経過です。

1回目の失敗

私は、卒論一次指導を2度受けています。1度目は指導教員を指名(一次指導用紙の「※意見・要望など」欄に記載)したにもかかわらず、やりたいことが植物学の域を出ず、地理学のテーマを再考出来ませんでした。一次指導から3年が経ち、二次指導目前で挫折。すがる思いで受講した福岡スク(漆原和子教授)。テーマを変え、一次指導からやり直すことにしました。

 

卒業論文への取り組み(再チャレンジ)

スギの衰退と大気汚染(SO2)の関係を考察しました。当初はスギとヒノキすら見分けられず、図鑑やインターネットで写真を見て、スギの特徴を覚えるところから始めました。

卒論タイトル奈良盆地の社寺林におけるスギ衰退度の把握と考察
指導教授漆原和子教授(2013年3月定年退職)
資料・データ収集
卒論一次指導(書面)2010年4月1日付 (2010年2月初旬提出)
予備調査2010年4月下旬~2010年7月
卒論二次指導(面談)2010年7月30日
現地調査2010年4月~2012年11月(予備調査含む)
臨時の卒論指導卒論指導(関西)2012年7月、先生が関西出張の際、指導していただけました(任意)
卒論三次指導(書面)2012年10月中旬
卒論指導(市ヶ谷)2012年11月、学部生向けの卒論指導に呼ばれ、私も指導を受けました(任意)
卒論提出2013年1月7日 午前3時37分(ゆうパック)
卒論面接(口頭試問)2013年1月22日午前
卒論合否結果2013年3月1日

※家庭用プリンタでの印刷は時間が掛かる
パソコンで入力後、いよいよ印刷。目次と本文あわせて15ページなのに図表や写真を含めると計140ページに膨れ上がりました。型遅れの家庭用プリンタでは印刷が遅く、イライラMAX。誤字脱字を見つけるともう、時限爆弾を抱えた気分。時間に余裕があれば、kinko’sカンプリで美しく印刷したかったです。

 

調査結果から何を読み取るか

地理調査法(自然編)で作図結果から何を読み取るかを訓練しましたが、私と教授の見解は真逆でした。細かい部分を見すぎていた私と、広い視野で見ていた教授の違いです。ズレていく私を、漆原教授は指導のたびに軌道修正して下さいました。

 

指導の機会は多いほど良い(と思う)

3回(一次~三次)の卒論指導以外にEメールでの指導を数回受けました。さらに踏み込んだ指導はメールでは困難なため、先生の出張先や市ヶ谷キャンパスで直接指導を受ける機会も頂きました。時間と交通費を使っても、私にはそれ以上の価値がありました。

 

仮説を証明してくれる文献探し

調査結果から、霧とスギ衰退に関する自分なりの仮説を立てました。しかしその仮説を証明してくれる文献が見つからず、ヤケになった時期がありました。文献を見つけたのは2012年12月半ば。卒論提出の3週間前です。それは必ずしも地理学の論文とは限りません。私を助けてくれたのは「霧」を捕獲する器具を作っていた工学部の文献でした。しかも法政大学の工学部です。灯台下暗しとはこのことです。

 

卒論執筆(最後まで諦めるな)~提出12時間前の大逆転~

提出までの一週間、一切の家事を放棄し、2013年1月6日正午過ぎに論文を書き終えました。提出締切は1月8日16時です。

書き終えた安堵感と同時に、調査での苦労が走馬灯のように頭を駆け巡りました。社寺林でスズメバチに威嚇されたこと、調査器具が重くて肩が凝ったこと、汗だくで山を登ったこと、茂みの奥から獣のうめき声が聞こえたこと、春に見たスギの新芽、茶褐色に紅葉した12月のスギ・・・ あれ? チャカッショク?

ひょっとして、茶褐色=休眠期なんじゃないの・・・?
(通常、植物の論文では1年以上掛けろといわれます。/1年=植物の成長サイクル)

実は、調査結果と考察が合致していないと感じながら執筆していたんです。その原因が、スギの休眠期と思われる時期(茶褐色に紅葉している時期)のデータを検証に使ったためだと気付きました。

卒論提出12時間前。

間に合わないかも・・このまま提出しちゃう? いや、やらなきゃ後悔するよね・・しばし葛藤。検証データの季節を変え、作図し直し、本文を全面修正。完成したのは1月7日午前3時すぎでした。パズルのピースがバチッとはまったような、清々しい気分でした。

最後の最後まで諦めるな!

そう言ってくれた友人の言葉が力をくれました。もうダメだ・・と思ってからの頑張りが運命を決めると思います。真夜中に郵便局まで連れて行ってくれた夫、家事を放棄しても文句言わなかった夫。ありがとう。

結論は必要

結論なんか書けない!学生の卒論ごときで結論を書く必要があるのか!」。

誰もが抱く疑問なのでしょうか。

卒論を書くに当たり様々な論文を読みました。どれもスケールが大きく奥の深い立派な論文ばかりで、私の拙い卒論ごときの結論なんて意味があるのかと自信がなくなりました。それでも結論は書かなきゃ論文になりません。結論は絶対書いてください

 

あぁ、誤字脱字・・・

「誤字脱字は何度チェックしても見つかるもの。誤字脱字は減点対象だ。」
複数の卒業生から忠告され、何度もチェックしました。しかし提出後に誤字を複数発見。間違った文字をパソコンで「すべて変更」で置換した後のチェックが不十分で、正しかった文字までが変更されてしまいました。本文はチェックしましたが、目次や図表名のチェックを怠りました。

 

意外と苦戦する「卒論要旨」/書式は自由

地理学科の卒論に添付しなければならない卒論要旨。卒論を印刷している間にちゃちゃっと書けるだろう・・・と甘く見ていました。14ページもの本文をA4版1~2枚にまとめるのは意外と大変で3時間ほど掛かりました。あれもこれもそれも書きたい、という邪念が付きまといます。書式は自由。いったい何をどう書けば・・・

幸い、学部生の『卒論要旨集』が5年分(5冊)、私の手元にありました。入手先は友人や地理学事務室、法政大学地理学科の卒論発表会(学部生)だったと記憶しています。この『卒論要旨集』に随分助けられました。スクーリングのついでに地理学事務室へ行って、『卒論要旨集』をぜひ見ておいてください。

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