スギってどれ?
- 2010/5/15
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福岡スクで漆原先生から助言を頂き、
漆原ゼミで行われていたスギ衰退研究の一端を私も担わせて頂く事にしましたが、
それには当然、木を見て「スギ」だと分かることが大前提です。
でも私は、どれがスギだか判別できないほど低レベルで、
スギもヒノキもサワラも松も、“針葉樹”ってことくらいしか分かりません。
植物図鑑にはスギなんて載ってないし、
ネットで写真を検索しても、ヒノキとの違いがよく分かりません。
公園や神社や街角には、木に名札が付いてることがありますが、
「ヒマラヤスギ」のように、○○スギって名前が付いててもスギじゃなかったりして
紛らわしいったらありゃしない。(怒)
スギのミニ盆栽も買ってみたけど、スギを見分けるほどの材料にはなりません。
おまけに屋外で育ててはいけなかったらしく、すぐ枯れちゃいました・・。
予備調査を始めるまでにスギを判別できるのか不安が襲ってきました。
困ったとき、声に出してみたら・・・
職場や家族、友人など周囲の人たちに、「スギが判別できない」と泣き言を言ってみたら、
色んな人から針葉樹の葉(枝)が集まってきました。
ダイスギ、カイヅカイブキ、ミズスギ、マツ、スギ・・・etc.
ちょうど剪定の時期だったのでしょうか。
切り落とした枝が続々と私の元にやってきて、
会社のデスクと自宅風呂場の花瓶に生け、毎日眺めました。
主婦がゆっくり出来る場所は湯船に浸かってるときだけですから。
灯台下暗しとはよく言いますが、上司の自宅庭にスギがあるらしく、
2月に、スギの枝先を会社まで持ってきてくれました。
最後にやってきた“本物のスギ”のお陰で、私はようやくスギを見分けられるようになりました。
日が当たる職場は空調のせいで空気が乾燥気味で、
風呂場は日が当たらず、湿度が高いです。
両極端な2つの環境のうち、スギが長生きしたのは風呂場でした。
花瓶に生けてるのに、5月には新芽も出てきて驚きました。
スギに必要なのは 湿度 > 日光 ということでしょうか?