なぜか海の上にプロット
- 2012/10/4
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地理学科生なら一度は耳にしたことがあるカシミール3Dというフリーソフト。
このソフトを使って、近畿圏のSO2測定局を地図上にプロットする作業中です。
環境数値データベースサイトから測定局データをダウンロードし、
EXCELを使ってCSV形式に変換し、
カシミールに位置情報を取り込むのですが・・・
海の上にプロットされてしまいました・・・(左図)。
たとえば左図。
測定局の正しい位置は海岸沿いですが、プロットされたのは海の上。
位置がズレた原因はすぐに分かりました。
CSVで編集すると緯度や経度が一桁の場合は左詰めになるんです。
(正)緯度33°53’30.00” 経度136°5’34.00”
(誤)緯度33°53’30.00” 経度136°53’40.00” (EXCEL上は、136.534)
この、「136.534」を「136.0534」となるように
1桁のところは2桁に修正し、再度カシミールで読み込ませると
正しい位置に収まってくれました。
カシミール3Dは今までほとんど使ったことがありません。
位置情報をCSVで読み込む方法(GPSファイルツールプラグインが必要)も、
この位置情報を10進法に変換出来るということも、試行錯誤の過程で偶然知りました。
MANDARAでは、位置情報を10進法でしか読めないそうです。
これからそのMANDARAを使って、SO2時間値データの分布図を作らないといけません。
カシミールを抜け出し、ようやくMANDARAまで漕ぎ着けても、そこでミス発見。
そしてまたカシミールに逆戻り・・・。
かれこれ一週間、カシミールとMANDARAの間を何度も行き来しています。
この分布図作りは、単に現地調査の検証で使うためのもの。
おまけに、結論を導き出すにはアメダスや風向データも必要です。
分布図作成が終わってようやく本論の検証に入れるんです。
こんな初歩の段階で躓いてたら、卒論3次指導に間に合わないですよね(提出期限は10月18日)。
調査地は違えど、同じテーマで頑張っている仲間が居ることが心の支えになっています。
私にとって、恐らく今が一番苦しいときかな・・・
ソフトを使いこなせるようになれば、きっと次の展望が見えるはず・・・