全国一斉水質調査
- 2008/6/9
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2008年6月7~8日、全国一斉水質調査が行われ、
卒論調査を兼ねて、私も川の水質調査に参加させてもらいました。
これに参加すると、CODのパックテストが無料でもらえるので。
6月というのにとても暑く、首には水で冷やすクールバンダナを巻きました。
暑さで水分はすぐに蒸発してしまうけど、川の調査なので水はふんだんにあり、
いつでも冷やせるのはありがたい。
観光地のため、大勢の人の傍で孤独な水質調査。
橋の上からバケツの付いたロープをたらして水を汲み、調査していると、
渋滞中の車から痛いほどの視線を浴び、逃げたくなりました。
ごく普通の私服姿だったので視線を浴びるハメになりましたが、
制服か作業着でも着ていれば、これほどの恥ずかしさは感じなかったかも。
せめて首から名札をぶら下げておけばよかったなー。
上流での調査は恐怖との闘いでした。
携帯が繋がらないので何かあっても助けを呼べません。
今回の調査には夫が同行してくれたので多少の安心感はありますが、
舗装されていない山道は道幅が狭く、
対向車が来たらどちらかが延々とバックしなければなりません。
曲がりくねった道なので真っ直ぐバックすると車ごと川に落ちます。
対向車が来ないことをひたすら祈りました。
おまけに山の斜面上部には数メートルもあるような大きな岩が見え、
車が走る振動で落ちてくるのでは・・・と血の気が引きました。
上流の調査ではヘビにも遭遇したし、背後で落石の音も聞こえたし、
これなら視線を浴びるほうがよほどマシだと思いました。
また別の日に、バスを乗り継いで誰もいない上流で水質調査をしたときのこと。
川から高さ20mほどありそうな橋の上で、欄干から身を乗り出してロープをたらしていると、
自殺志願者に間違えられたのか、
近くを通りかかった運転手がすごい形相で私を止めようとしてくれました。
すぐに誤解は解けましたが、心配かけて申し訳なかったです。
水質調査の難点は、行きよりも帰りの荷物が増えることですね。
各所で水のサンプルを持ち帰る必要があり、疲労も手伝って足取りはとても重くなります。
こういうのがいつまで続くのかなー・・・