デジカメに求める機能

  • 2014/7/30
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経験した今だから言います。フィールドワークで使うデジカメに求める機能は

  • マニュアルフォーカス機能
  • それなりのズーム性能
  • 画質の良さ
  • ファインダー
  • 広角レンズ
  • 軽さ

です。荷物の多い屋外調査では、カメラは「軽さ」「コンパクトさ」の2点が満たされていれば良いと、当時の私は思っていました。でも自分への卒業祝に初めて一眼レフ(Nikon D5200)を買ったとき、これをフィールドワーク時に使っていれば・・・と大後悔しました。

検証時の証拠写真(調査結果の判断の基となる根拠)

調査では、現地で実物を見て結果を記録しますが、調査の初期段階と最終段階とでは、どうしても自分の判断力に差(未熟→熟練)が出ます。特にスギの衰退判定では「衰退度3」のストライクゾーンがとても広く、衰退度を「衰退度2」や「衰退度4」にすべきかいつも迷います。そういった判断のブレを無くすために卒論の本文執筆直前、改めて調査結果全体の整合性をはかります。その際の元ネタになるのが写真です。卒論では写真を基に結果や考察を示すので、写真が不鮮明だと話になりません。

マニュアルフォーカス

これは重要。木の樹冠を撮影する際、オートフォーカスだと別の場所にピントが合ってしまい、肝心の梢端がピンボケになることが多々ありました。

それなりのズーム性能

私の被写体はスギです。温暖な奈良に生育するスギは大きいもので樹高30mほどあり、3倍ズームの非力なカメラで樹冠を鮮明に写すのは困難でした。

広角レンズ

1枚の写真で樹木全体をカバーできることは稀です。樹高が高いので地面付近の番号札と梢端を分けて撮影するのですが、出来るだけ広い範囲をカバーできる広角レンズがあったほうが便利。

ファインダー

晴天時に威力を発揮します。スマホと違ってデジカメの液晶は晴天時でも支障なく見えるでしょうが、長時間に及ぶ調査ではバッテリの消耗が心配の種。

ファインダー付きのコンパクトデジタルカメラ

   

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