5年落ちのFMVFG90DB、入院。
- 2015/11/25
- 日々の出来事
実家で愛用していた富士通一体型パソコン(FMV-DeskPower F/G90D)。最近、フリーズと電源ダウンが頻発し、時々PC起動に失敗します。HDDを工場出荷状態に初期化してもダメ、HDDを入れ替えてもダメ、メモリを抜き差ししても改善しません。マザーボードが原因なら自分では直せないし、Windows10を購入する気にもまだならないし、お気に入りのパソコンなので入院させることにしました。保障期間切れなので有償修理です。入院費用は一週間後に判明予定。
まずはネット上でトラブル診断
富士通のサポートページでトラブル診断をすると、トラブル原因を推定できます。大体の修理費用も分かるので、修理依頼をする前に買い換えるか修理するかを検討できます。
取り寄せたHDDはWestern Digital製
HDDが原因ならばと、新しいHDDを用意しました。純正HDDは日立製です。SeaGate製HDDと相性が悪いという情報もあり、日立のHDD事業売却先であるWestern Digital製HDD(WD10EZEX)を買ってみました。初期化後の純正HDDからクローンを作ったところ、サクサク動作しています。ただし、壊れたHDDからのクローンなら、壊れたままクローンされるでしょうね。そのせいかフリーズ回数は減少しましたが、完治はしていません。
FMVFG90DBの分解方法
数少ない情報の中から参考になるサイトを見つけました。こうした動画はとても参考になります。ここでは私の覚え書きとして、分解の仕方やビスの位置など記します。
1.円盤型の土台を外す(ネジ6本)
真ん中上部の△OPEN(黄色い丸)は樹脂製のスタンドカバーを固定しているネジです。次のステップで外しても良いですが、先に外しておいたほうがネジの位置が分かりやすいです。
赤丸5つが円形の土台を固定しているネジです。最後のネジを外すと土台がドカッと落ちるので、足の上に落とさないよう注意が必要です。土台はとても重いです。
2.スタンドカバーを外す/スタンドを外す(ネジ4本)
スタンドには、ココを外せといわんばかりの凹みが2ヶ所あります。両手の指をかけ、ツメを引き上げて外します。カバーを外すと出てくるのが重いディスプレイ(PC本体)とスタンドを固定する4本のネジ。今回取り外すネジの中で一番大きなものが使われています。
4.メモリカバーを外す
メモリカバーはつまみをスライドして外します。ここは埃が溜まりやすい場所。普段からお手入れやすいように簡単に外せるようになっています(ネジはありません)。埃は掃除機で吸いましょう。以前、F/G90Dの液晶内側の一部分が曇る現象が発生しました。画面には頻繁に「お手入れせよ」のメッセージが。カバーを開けて掃除機で埃を吸ってみたら、それ以降曇らず、メッセージも出なくなりました。親切なパソコンです。
5.裏カバーを外す(ネジ7本)
ディスプレイ(PC本体)下の3本、メモリカバーを開けたところの4本のネジを外します。本体両端の下(写真では右手にカメラを持っているので左手だけ写ってます)に手をかけ、ツメ部分をゆっくり引き上げると裏カバーが外せます。ツメは本体上部にもあります。B-CASカードは破損防止のため事前に抜いておいたほうがいいでしょう。
6.内蓋を外す(ネジ13本)
分解工程の中でネジが一番多い場所で、13本あります。外すネジの位置には矢印が刻印してあり、分かりやすいです。
7.HDDマウント(ネジ1本/ネジ4本)
先に、HDD右側の接続ケーブル2本(電源ケーブル、データケーブル)を外します。くれぐれもケーブルを掴んで引き抜かないように。線がちぎれます。黒いプラスティック部分を持って外します。
HDDマウントはネジ1本を外した後、下に1cmほどスライドして外します(黄色い矢印方向に)。HDDは4本のネジでHDDマウントに固定されています。HDDを交換する際はこれを外します。
8.マザーボードのボタン電池(ネジ2本)
本体右下の黒いプラスティックカバー(黄色い枠部分)のネジ2本を外すと、ボタン電池(CR2032)が現れます。黒いカバーは優しく持ち上げないと平面ケーブルが抜けます。電池がこれほど奥にあるということは、長年使用することを前提としていないんでしょうか。上下左右に首を振るこのパソコン。かなり気に入ってるので修理してでも当面は使うつもり。電池はコンビニで手に入ります。
一体型パソコンは分解が大変だということがよくわかりました・・・。