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毎月の管理方法
※大阪府大阪市における、胡蝶蘭の室内栽培例です。
1月~2月の管理ポイント
【株の状態】休眠期。成長休止、花芽出現。
【置き場所】昼:日光が当たる場所。/ 夜:窓際から離す。
【保温対策】最低13℃以上。寒いと蕾が落ちる。
【水やり】鉢底の水苔が乾いてから2日後の朝。2~3週間に1度程度。
【植え替え】根腐れ時のみ行う。
3月の管理ポイント
【株の状態】休眠期から目覚める。
【置き場所】日光が当たる場所。
【保温対策】する。寒いと蕾が黄変して落ちる。
【水やり】鉢底の水苔が乾いた2日後の朝にたっぷりと。
【他】花芽が10cm近く伸びたら支柱を立てる。
4月の管理ポイント
【株の状態】花茎が伸び、開花する株も。
【置き場所】先月と同じ場所/蕾付きは置き場所を変えない。
【保温対策】夜間の低温防止のため4月中旬まで保温。
【水やり】鉢底の水苔が乾いたら午前中に。
【薬剤】殺菌&殺虫剤を散布。
【他】花芽があれば水やりの頻度を少し増やす。
5月の管理ポイント
【株の状態】新根と葉が伸び、開花も。
【置き場所】先月と同じ場所/全ての花が咲くまで動かさない。
【水やり】鉢底の水苔が乾いたら夜間に。
【肥料】3000倍に薄めた液肥(新根を確認後)。
【植え替え】下旬から可能(新根を確認後)植替後2週間は潅水×。
【薬剤】月1回散布。
【他】窓を開けて風を通す/蒸れると病気になる。
6月の管理ポイント
【株の状態】開花中のものも。
【置き場所】明るい室内or屋外/日中は窓を開けて通風。
【植え替え】花が終わったら植替。
【水やり】夜。梅雨なので屋外管理の場合は注意。
【肥料】3000倍の液肥に加え、固形を7月末まで。
【薬剤】月1回散布。
【他】潅水時、新芽に溜まった水を捨てる。
7月の管理ポイント
【株の状態】花は終り、活発に成長。
【置き場所】カーテン越しの窓際/屋外管理は50%の遮光。
【水やり】2~3日に一度、夜間に。朝の水やりは午後の日差しで鉢内の水が温められ、根腐れの元。
【肥料】週1回程度、夜間に5000倍の液肥を水代りに。
【植え替え】鉢内に根を広げる時期のため避ける。
【薬剤】軟腐病を避けるため散布。
【他】葉焼けは風が少ないと起き易い。
8月の管理ポイント
【株の状態】根と葉の成長が著しい。
【置き場所】変えない。高温多湿防止のため扇風機を回す。
【水やり】水苔が乾いたら夜に/霧吹きは毎日朝晩。
【肥料】固形肥料を取り除き、5000倍の液肥。
【植え替え】×(植え替えると株が弱る)。
【薬剤】7月同様、月2回(夜)。
【他】無風は株が弱り、病虫害が発生。
9月の管理ポイント
【株の状態】今月も成長期。
【置き場所】カーテン越しの日光が当る場所(西陽による葉焼けに注意)。
【水やり】鉢底の水苔が乾いたら夜に。
【肥料】3000倍の液肥を週に一度。
【植え替え】夏バテ株は一回り小さい素焼き鉢に即植替。
【薬剤】特に必要なし。
【他】夏バテ株を除き、窮屈に見えても植替しない。
10月の管理ポイント
【株の状態】今月から成長休止期に。
【置き場所】ガラス越しの日光が当たる室内or屋外。
【水やり】鉢底の水苔が乾いたら1日待って夜に。
【肥料】固形肥料を全て取り除く(今月以降に与えると花芽が出来ない)。
【他】最低温度18℃以下の低温に1ヶ月ほど当てる。
11月の管理ポイント
【株の状態】成長休止/葉も根も成長を止める。
【置き場所】10月と同じ室内、夜間は窓際から離す(窓際は寒いから)。
【水やり】鉢底の水苔が乾いたら1日待って夜に。
【薬剤】温室に入れるなら、事前に散布。
【他】気温が下がっても暖房機の風が直接当る場所は×。
12月の管理ポイント
【株の状態】根や葉の成長は止まったまま春までこの状態。
【置き場所】窓際は日中は暖かくても夜間は一番寒い(窓から離す)。
【水やり】鉢底が乾いたら午前中に与える(2~3週間に1度程度)。夜の水やりは凍傷のもと。
【他】最低13℃以上を保てる場所(それ以下はギリギリの生命維持)。