■育て方のポイント

大切なことは観察することです。
ここに記載しているのはあくまでも参考程度にとどめ、あなたとあなたの胡蝶蘭に合った育て方を見つけて下さい。

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胡蝶蘭(Phalaenopsis:ファレノプシス)   (基準=大阪市)
植木鉢 素焼き鉢 (鉢の大きさ:4号以下)
植込材料 水苔
植え替え時期 6〜9月 (※8月は除く)
温度と通風 夏:〜30℃程度
冬:13〜25℃
肥料 液肥 : 6〜9月 (左記期間以外は与えない)
固形 : 7月初めに1回置き、9月初めに取り除く
置き場所 6〜9月:屋外
上記以外:風通しの良い窓際
水やり 夏場:植込材料が乾いたら(目安:3〜4日に一度)
冬場:約3週間に一度
    (花茎が出ていれば2週間に1度程度)
成長サイクル 成長期:4月下旬〜10月初旬
休眠期:10月下旬〜3月下旬
開花時期 休眠前に花芽を作り、休眠期に花茎を伸ばし、
目覚めと同時に開花(環境によって誤差が生じる)
花後の世話 花が半分ほど枯れたら切り花に

 


■植木鉢素焼き鉢

■なぜ素焼き?

市販されている胡蝶蘭は綺麗な化粧鉢に植えられていますが、これは見栄えを良くするためです。

プラスティックや陶器の鉢は通気性がなく根腐れを起しやすいので、慣れないうちは使用しない方が無難です。ビニールポットも捨ててください。

■なぜ4号鉢以下?

胡蝶蘭は、鉢内に根がいっぱいに詰まって窮屈に感じるくらいの危機感を与えないと、花芽が出来ないんです。

大きな鉢だと根が回るまでに時間が掛かるので、その分、花芽が出るのも遅くなるわけです。

〜 鉢選び例 〜

鉢の大きさと根の量がほぼ同じ 水苔無しで根だけ入れても株が倒れない

■植え替え

成長期に入った6月〜9月までに行いますが、真夏は暑すぎて株へのダメージが大きいので避けます。
(但し、根腐れを起こしていたら季節を問わず行う)

■植替時期以外の植替(ギフト株や新しく入手した株など)はこちら

※水やりは、植替え後2週間経ってから行います。(重要)


■植込材料は水苔ニュージーランド産の水苔

一般的に水苔(ミズゴケ)を使用します。水苔は保水力が良いので、必ず素焼き鉢とセットで使用して下さい。前日から水に浸したものを使うと柔らかくて植替えも楽ちんです♪ 

鉢かけ、防虫網は不要です。


■温度管理

最適温度は18℃〜30℃。(日本では夏に当たります)
冬は最低でも13℃は欲しいところです。

■越冬だけなら・・・

7℃でも越冬できますが、夏のうちから水を切らし気味に管理した場合のみです。それでも命カラガラ、死と背中合わせの越冬だという事を忘れずに。
加温が出来ない場合は
保温対策をしっかり行ってください。

■開花させたいなら・・・

開花には13℃以上必要で、それ以下になると蕾が落ちる事もあります。温風も冷風も株に直接あてるのは禁物。(人間と同じですね)

■通風

季節を問わず行います。蒸れによる病気を防ぐため風通しを良くし、過湿を避けます。温風も冷風も、風を直接あてるのは禁物。

使用するのは扇風機や内気扇など、場所に応じて使い分けて下さい。

網などに引っ掛けても良し


■肥料

■固形肥料

7月初旬に1回置肥して、9月末に取り除きます。

■液体肥料

液体肥料は6〜9月の間、月に3〜4回、水やり代わりに与えます。それ以外の時期に与えると根腐れを起こしたり、花芽が出なくなる事があります。10月に入ったら全て取り除きます。


■置き場所

■夏■  
レースのカーテンを閉めた窓際、または、屋外(50%の遮光ネットを使用)。
夏場は気温が高いため、
雨に当てても平気
但し、新芽の部分に溜まった水は捨てること。(軟腐病を防ぐため)
 
■秋■  
最低温度が18℃以下になったら、そのまま1ヶ月間は
雨の当たらない屋外に出し、1ヵ月後に室内に取り込むと、花芽が出きる可能性有り。
 
■冬■

 
昼 : 窓際
夜 : カーテンを閉めて、ダンボール等に株をいれ、
部屋の中央に置く冬の夜間の窓際はとても寒いから)
 


■水やり水を張ったバケツ(腰水方式で)

■「胡蝶蘭は水を少なめに与えるのが良いらしい」

全くの誤解です。水の量を控えるのではなく、与える頻度を少なくする事を意味しています。花茎が伸びてきたら、頻度を少し多くして下さい。

■じゃ、水の量はどれくらい

鉢底の穴から指を入れ、底の水苔が乾いていたら水やりのサイン。水を張ったバケツ(または洗面器)に素焼きの鉢ごと浸け、吸えるだけ吸わせます。
素焼きの肌と鉢底からどんどん水を吸い上げ、植木鉢表面の水苔が湿り始めたらOK。あとは雫を切って下さい。(所要時間5〜10分程度)

植木鉢には普通、「鉢カケ」「軽石」「発砲スチロール」などを入れますが、これは防虫や水はけを良くするためです。しかし胡蝶蘭に限り、私は使いません。水苔を詰めるだけです。

理由は簡単。鉢内の乾き具合を知るためです。鉢の表面の水苔が乾いていても鉢底は乾いていない場合が多く、それを知らずに水を与えると、根腐れの原因になります。

■ギフト株の場合

取扱説明書の多くは、「コップ1杯程度の水」や「100ccほどの水」を与える、と書いてありますが、実際にはそんな量では足りません。

与える時には鉢底からザーっと水が流れ出るくらいに与え、鉢内に新鮮な水と空気を送り込みますが、与える頻度が重要で、毎日ではなく、2〜3日おきでもなく、表面の水苔がカラカラに乾いてから2日後くらいに株元に与えます。

■与える頻度 : 夏は4〜5日に1回 / 冬は3週間に1回ほど。
           (共に温室が無い場合)


■開花時期

春頃です。しかし温室の有無や育てた環境によって開花時期は異なります。

明らかに言えるのは、あなたが開花中の胡蝶蘭を手に入れた時期が必ずしも開花時期ではないということ。売られている胡蝶蘭は生産段階で温度を人工的に変化させて開花時期を調節させたものなので、一年中どこの花屋さんでも開花株を手に入れることが出来るのです。

花後、2〜3年掛けて貴方の環境に馴染んできますから、それ頃がその株の開花時期だと思ってください。

一般的には、10〜11月頃の一ヶ月間は屋外で低温に当てると花芽が出来、12月頃から花芽が顔を出します。開花は温室がある場合で2〜3月、温室がない場合で5月頃になるでしょう。


■花後の世話

先端まで開花し半分ほど枯れてきたら、花茎を根元から切り落として、あとは切花として楽しみましょう。花茎を残したままだとそちらに株の栄養が取られ、翌年花を咲かせるだけの力が無くなってしまうからです。

花茎を切り落としても、翌年は別の場所から新しい花茎が伸びてきます。


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